こんにちは、19歳で初めて介護の仕事に就き、色々あり一般企業に勤めたりもしましたが、現在は介護歴7年で、介護福祉士の”うま”です。
未経験から介護職へ転職したけど、「思っていたのと違う」「こんなにきついと思わなかった」などの悩みを持つ人も多くいると思います。
または、介護未経験で転職を検討している方ですと、どんな施設を選べばいいか分からないなどの悩みもあるかと思います。
このような悩みを持っている方に向けて、
「①介護未経験、または新人介護士さんが転職する際に気をつけること」、「②介護未経験者は少数人規模の施設がおすすめの理由」についてご紹介していきます。
介護未経験の人が転職の際に気をべき4つのこと
まず、未経験、または介護職を始めたばかりの新人さんが転職をする際に気をつけるべき4つのことをご紹介します。
【1つ目】最初は少人数規模の施設を選ぶ
未経験で介護の仕事を始めた方の悩みでよく聞くのは、「やることが多すぎて仕事が覚えられない」「業務内容についていけない」などがあります。
このような悩みを持っている新人介護士さんの多くは、初めての介護現場を大人数規模の以下のような施設にした方に多く見られます。
特に特養は利用者さんの要介護度が最も高く、人の手を借りないと生活することができない高齢者がほとんどで、施設としては即戦力や、バリバリ働いてくれる人を必要としているところが多いです。
きちんとした新人教育体制が整っているところでしたら、無理な働き方はさせないと思いますが、覚えることも多く、高齢者との接し方も慣れていない新人さんには特養や老健はハードルが高いです。
介護職が初めての方には、まず高齢者との関わり方や、介護の基本的なスキルをしっかり学ぶことができ、業務内容も比較的余裕ある、小数人規模の施設をおすすめします。
【2つ目】新人教育体制が整っている施設を選ぶ
次に初めて介護の仕事をする人が、転職先を選ぶ際に気をつけることは「新人教育をしっかりしている施設」を選ぶことです。
新人教育の体制が整っていない施設の特徴は、
などがあります。
このような施設は、応募する際に”未経験者歓迎”と謳っていても、実際には「介護士を育てる」という発想はなく、とにかく人の手を補充すれば現場を回せると勘違いしている施設です。
介護の経験がある人ならまだしも、全くの未経験でこのような施設に入ってしまったら、続けていくことは難しいと思います。
なので、入社する前に、新人期間はどのような体制になっているのかをしっかり確認しましょう。
【3つ目】慢性的な人手不足の施設は絶対に選ばない
次に大切なことは、「慢性的に人手不足の施設は選ばない」ということです。
介護業界は今どこも人手不足だと言われていますが、実際はちゃんと人が定着している施設もたくさんあります。
慢性的に人手不足の施設は、なかなか人が定着しない何か理由があるのです。
スタッフ同士の人間関係か、経営自体に問題があるのか、労働環境に問題があるのかです。
「人手不足=即戦力が必要」なので、新人だとしても対した教育もなく多くのスキルを求められてしまいがちです。
そのため、自分の実力と任される業務内容が伴わないため、自信を喪失してしまいます。
慢性的に人手不足な施設の見極め方は以下のようなものがあります。
【4つ目】利用者さんに対しての接遇が不適切な施設
最後は「接遇問題」です。
介護の仕事を初めてする方の多くは、「お年寄りの手助けがしたい」や「人の役に立ちたい」という思いから介護職についている方も多くいると思います。
しかし、施設によっては、具体的な虐待までは行かなくても、利用者さんに対して不適切な対応を行なっている施設も存在します。
このような施設は、本来あってはならないのですが、施設という閉鎖的な環境のため、問題がなかなか表面化しにくく、入社してみたら酷い施設だったということもあります。
もし、入社してみて利用者さんに対する対応に不満がある場合は、我慢せず転職を検討しましょう。
まずは少人数規模の施設で介護のノウハウを学ぶ
私が、介護未経験で転職を希望している人にお勧めすることは、まずは小規模施設から始めるいうことです。
新人さんに小規模施設を勧める理由は、
などの理由があります。
いきなり激務な特養や老健に入るより、まずは利用者さんも少なく、業務内容もそれほど多くない施設で、一人ひとりの利用者さんとしっかり向き合い、介護という世界に慣れることをお勧めします。
そこである程度の知識とスキルを身につけることで、他の施設に転職した際も経験を活かすことができ、さらにスキルを上げることもできると思います
少数人規模のグループホームがおすすめ
少数人の規模の施設で特に、新人さんにおすすめなのがグループホームです。
グループホームとは、軽度の認知症がある高齢者が、5人~9人程度で共同生活をしながら、より普段の生活に近い環境で入浴・排泄・食事介助などの身体介護や、掃除や調理などの生活援助を受けながら生活するところです。
利用者さんは基本軽度の認知症の方です。環境の変化が認知症状の悪化にも繋がることから、顔馴染みの人たちと穏やかに暮らすことが重要とされ、アットホームな雰囲気を大事にしています。
特養や老健のように決められたスケジュールなどはなく、一人ひとりに合ったケアをするので、ゆったり流れるような環境が特徴の施設です。
グループホームがおすすめの理由
ただ一つ、注意点は「夜勤がある」ということです。どのような勤務体制になるかはよく確認してから勤めるようにしましょう。
まとめ
初めて介護の仕事をする場合は、どこに勤めるかがとても重要です。勤める施設によっては、新人さんには向いていないかもしれません。
転職サイトなどを活用して、自分に合った施設をぜひ見つけてみてください。