
こんにちは、19歳で初めて介護の仕事に就き、色々あり一般企業に勤めたりもしましたが、現在は介護歴7年で、介護福祉士の”うま”です。
介護の仕事をしたことがある人なら、ほとんどの人が「人間関係で悩んだ」と答えると思います。
介護職はなぜ人間関係で悩みやすいのでしょうか?
今回は以上のような内容を、介護歴7年で良い職場も悪い職場も経験した筆者がご紹介していきます。
介護現場の人間関係が悪い原因

介護の現場で働く多くの人が「人間関係が一番辛い」と言います。
「介護の仕事は好きだし、利用者さんとの関係も良好なのに、従業員同士の人間関係が最悪だからもう辞めたくなる。」
介護現場で人間関係の悩みが多くなるのにはいくつかの原因があげられます。
- 多職種との関係
- 長年勤めているお局の存在
- 介護職の入り口が広いから誰でも参入しやす
- 女性が多い
原因はまだたくさんあると思いますが、今回はこのような内容で見ていきたいと思います。
多職種との関係

介護施設で働く従業員は、介護士だけではなく”医師・看護師・リハビリ専門職・事務員・相談員”など様々な職種がチームを組んで動いています。
介護現場でよく聞く人間関係のトラブルは「看護師と介護士」の関係がうまくいかないパターンです。
などがよく聞かれます。
実際に看護師の態度に問題がある場合もありますが、自身が劣等感を感じ、そう感じている場合もあるので、一概には言えませんが、看護士と介護士の専門性の違い上このような構図になっている話はよく聞きます。
介護士<看護師
介護施設は多種職とのチームワークがとても重要です。どの職種も必要な存在なので、それぞれの専門性が違うことで対立すべきではありません。
長年勤めているお局の存在

ほとんどの介護施設には、その施設で長年勤めているいわゆる「お局」と言われるような方が存在します。
性格が良いまともな人格を持ったお局なら何も問題はないのですが、中には厄介なお局も存在します。
施設はそこで長く勤めている人たちが、その場所の空気感を作っているので、もし上記の内容が当てはまるお局が施設にいる場合は、真面目に頑張っている人が損するような最悪な職場です。
また基本このようなお局は手下を従えている場合が多いです。
基本は関わらず無難にやっていくのがいいですが、もし何か意見を言ったり抵抗しようものなら、集団いじめにあいかねません。。
もしこのような施設で働いている方がいらっしゃったら、転職をおすすめします。
転職を考えているなら、大手転職サイト「かいご畑」か「きらケア介護」をお勧めします。
介護職の入り口が広いから誰でも転職しやすい

介護職の特徴は「誰でも入りやすい職業」であることです。
介護の仕事は無資格未経験からでも初めることができ、条件が揃えば最短3年で介護職唯一の国家資格である「介護福祉士」を取得することができます。
誰でも入りやすい一番の理由は「常に人手不足」だからです。また転職しやすくキャリアアップも狙えることも、異業種からの転職が多い理由かもしれません。
中には前職を失業して仕方なく介護の仕事をしている方や、どこも雇ってもらえなくて、仕方なく介護の仕事をする人もいます。
良くも悪くも色々な人が簡単に仕事を始められる介護の仕事なので、変わった人や、癖のある人が集まりやすいのかもしれません。
ただし、「誰でも簡単に始められる=誰でも長く続けられる」ではありません。
採用しやすい新規転職者ばかりを雇う施設は、あまり質の良い職場ではないかもしれません。
女性が多い

介護職は、今では男性も多くなりましたが、まだまだ女性が圧倒的に多い女性社会です。
なぜ女性が多い職場は人間関係で問題が起こりやすいのでしょうか。
- 基本的にうわさ話や陰口が好き
- 群れをなしやすい
- グループや派閥問題が起きやすい
- 物事を感情で判断しやすい
- 苦手な人や嫌いな人を排除しようとする性質
女性が大半を占めるため女性ならではの問題が出やすいことが、介護職で人間関係に悩む理由になってしまいます。
女性が多いからこそ生き抜くには、うまく処世術を使って乗り切ることが必要です。
人間関係の良い職場の特徴
介護の職場全部が今まで説明したような職場環境ではありません。確かに比率は多いですが、中にはとても人間関係が良好な職場も存在します。
具体的にどのような特徴を持っている職場が「人間関係の良い職場」なのかを見ていきます。
職場の風通しが良い

まず大事なのが「職場の風通しが良いこと」があげられます。
職場の風通しが良いとは、具体的にこのような職場を言います。
古い凝り固まった考えやルールに縛られることなく、常により良くしていこうとしている職場は、スタッフの不満も溜まりにくく、結果人間関係も良好な環境になりやすいです。
また、派閥や圧倒的な権力を持った人がいなく、スタッフ同士に極端な格差がなく、みんながそれぞれ尊重しながら対等な立場で向き合える職場も「風通しの良い職場」と言えます。
お局の人柄がいい

どの職場にもその職場に勤めて”うん十年のベテランさん”が存在します。
このいわゆる”お局さん”が良い人か、意地悪な人かによってもその職場の人間関係の良し悪しが決まります。
人は、似たもの同士で群れる傾向があります。意地悪な人は意地悪な人と一緒になります。話が合うからです。
なので、職場で長く勤め発言権の強いお局さんが良い人であれば、その周りも自然と人柄の良い人で構成されやすくなり、結果人間関係で悩まない職場環境になります。
新人に優しい

「新人に優しい職場」も人間関係が良好な証です。
人間関係が悪い職場の特徴は、真面目にやってられないほどの激務であったり、待遇が悪かったり給与が低かったりという”人に優しくできない”何かしらの原因があります。
なので、新人に優しい職場や教育に熱心な職場はそれだけ余裕があるということです。
派閥がない

「職場内に派閥がない」のも特徴です。
女性社会の特徴でもあるのがこの「派閥」です。派閥とは敵対し合う複数のグループのことを指します。
流石に大人なので、仕事上や表面上はうまくやっているかと思いますが、影では悪口のオンパレード、揚げ足取りに必死というのがありがちなパターンです。
ぶっちゃけこのような職場は介護職に限らず、かなりレベルの低い職場です。
私が以前勤めていた職場も面倒臭い派閥がありました。学生のノリが抜けないのかなと思って私は気づかないフリしてました。
まともな会社は、仲がいい人同士のグループはあっても、敵対し合うような派閥は生まれません。みんな自分自身に志とプロ意識を持っているからです。
労働条件がいい

人間関係の良い職場の一番の特徴は「労働条件が良い」ことです。
労働条件が良いとは以下のような職場を言います。
労働条件に不満がないことは心の余裕にもつながります。
逆を言えば、労働条件の悪い職場は不満が溜まりやすく心の余裕もなくなり、他人に優しくできなくなります。
今の職場が人間関係も悪く、労働条件も悪ければ長く勤めるメリットは全くありません。転職をおすすめします。
こちらの記事では「自分に向いている職場の見つけ方」をご紹介していますので参考にしてみてください↓
人間関係が良好な職場も探せばある|ただし求人は少ない

人間関係の良い職場の特徴をご紹介しましたが、「本当にこんな職場あるの?」と思うかもしれませんが、「ちゃんとあります」
しかし、誰でも簡単に就職できないのが現実です。
なぜかと言うと以下の理由があげられます。
それでは、いつまでたっても優良物件には勤められないかといえばそうではありません。まずは、今の職場に見切りをつけて転職を行動することから始めます。
確かに求人は少ないですが、根気よく探してください。
ちなみに、就職する前にブラックかどうか見極める方法をこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
もし今現在、資格を持っていなかったり、初任者研修のみでしたら、”介護福祉士の資格”を目指すこともお勧めします。
また、良い職場は人柄もかなり重要視します。面接の際の受け答えや志望動機などしっかり準備することをおすすめします。
「誰でもできる仕事→専門性の高い仕事」へシフトチェンジ!
まとめ
私は今まで7年ほど介護職をしていますが、人間関係がよかった職場も悪かった職場も経験してきました。
人間関係が良かった職場は、みんながそれぞれに志を持ってプロ意識で働いている職場で、悪い職場は面倒な仕事は人に押し付けるような環境でした。
その職場のレベルに応じて人間関係も大きく変わるのを感じます。
みなさんが今後人間関係に恵まれた良い職場に就かれることを願っています。