
こんにちはフリーデザイナーのひつじです
今回はそんなグラフィックデザインについて少しでも興味を持っている方に向けて、僕がおすすめしたい効果のある独学方法を5つを紹介したいと思います。
僕は6年ほグラフィックデザイナーとして活動しています。なので自分の実体験も踏まえながら書いていきますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
グラフィックデザインとは?

そもそもグラフィックデザインとは?という方に向けて、簡単に説明したいと思います。
グラフィックデザインとはロゴや商品パッケージ、ポスターなど平面のビジュアルを制作し、情報やメッセージを伝えるデザイン。のことです。またそれを仕事にしている人をグラフィックデザイナーといいます。
グラフィックデザインの領域は幅広く、本などの冊子デザインやポスターやフライヤーなどの印刷物、パッケージなどの立体物やサイトのビジュアルデザインなど、その領域は時代とともに変化してきています。
ビジュアルをデザインするグラフィックデザイナーですが、単純にデザインを制作する技術以外にも必要になってくる能力があります。例えばクライアントの依頼に対しての問題解決能力や、それを聞き出すコミュニケーション力などなど、「作る」以外の力も多く求められるのは意外と知られていないのかもしれません。
まずはデザインする技術を身につける
とは言っても、デザイナーは「作ること」が大前提となります。なので、自分のイメージをしっかり具現化できるようになった先に、その他の能力も必要になってくる。そんな感じで思っておいてください。
デザイナーの仕事はデザインで人々の心を引きつけたり、情報をビジュアルを通してわかりやすく整理すること。まずはそれを”形にできる“デザイン力を上げることが大切です。
グラフィックデザインは独学できる?どんなことを勉強する必要があるのか

グラフィックデザインは独学できるかと聞かれると、僕はできるとお答えします。
僕は大学でデザインを学び、デザインの会社に就職しましたが、先輩の中には一般的な大学を卒業し、特に専門的な勉強をすることなくデザイナーになって活躍している人もいます。
なので必ずしも専門機関で学ぶことが必要ということでもありません。もちろん大学での学びはたくさんありましたが、学校の授業を“こなす”だけでは不十分なことも多く、自分で積極的に学んだり、作ったりしないとあまりデザイン力は上達しません。
僕は大学でデザイン学部だったのですが、グラフィックデザインを専門に教える授業はあまりなかったので、自分で本を読んだり、活躍しているデザイナーの作品をみたり、課題以外での自主制作をするなど授業外に力を入れていました。
デザインはとても奥が深いです。プロとして仕事をするようになってもそれで終わりということは決してなく、学ぶことはたくさんあります。なので僕も現在進行形で勉強中です。
グラフィックデザインを独学、デザイナーおすすめの5つの方法

なので現在デザイナーをしている僕が今まで実際に取り組んで「デザインを作る」という技術的な部分で効果が高いなと感じた独学の方法を5つ紹介したいと思います。
それがこの5つです。
デザインソフトにひたすら触れる
デザイン未経験の方はデザインソフトに慣れる、使えるようになることがとにもかくにも大切です。グラフィックデザインで主に使われるのは
の2つです。
実際にデザイナーの仕事をするにしてもこのデザインソフトが使えないと話になりません。なのでまずはどんな機能があり、どんなことができるのかを知らないといけません。と言ってもプロでも全部の機能を把握しているわけではありません。それくらいデザインのための様々な機能があり、また定期的に新しい機能がアップデートされます。
なので多機能すぎて初心者にはハードル高いと感じるかもしれません。もし使い方がわからなく挫折しそうな人は、本などの静止媒体よりも動画コンテンツで学ぶことがおすすめです。
今はYouTubeでも使い方を解説している動画が無料で見れますし、有料でもUdemy などを使えば格安でプロのデザイナーのレクチャー動画で学ぶことができます。
好きなデザインを探し、分析
2つ目は自分の好きだと感じたり、良いなと感じるデザインを街中でもネット上でもいいので、探してじっくり観察、分析することです。
自分が「好き・良い」と感じたということはそのデザインによって心が動かされたということです。グラフィックデザインの役割はいろいろありますが、ビジュアルで人の心を動かすことはその大切な役割の一つです。
なのでなぜ自分はこのデザイが好きと感じたのか。どうしていいデザインと感じたかを深掘りし、分析することで、自分がデザインするときにも、自分が思う「いいデザイン」というのが明確化され、具体化することができます。
これはちょっとした心がけでできるので、街を歩いたり買い物する中に意識を働かせ、目を配り常に考えるということが大切です。
好きなデザインをトレース
良いと感じたデザインが見つかり、何が良いかかを分析できたら次はそれをトレース(真似してみる)することをおすすめします。
これは実際に自分の手を動かすことで、例えばフォントの加工具合やイラストの作り込みといったような視覚だけでは悟れなかった部分も、感じ取ることができます。
何事も真似から始まる。と言ったこともよく聞かれますが、それはデザインも例外ではなく、単純に技術的なデザインの上達には「真似をする」ことはかなりの成長につながります。
具体的な手順としては今はSNSも発達しているので、インスタグラムやピンタレストなどのサービスで好きなデザインを探し、イラストレーターやフォトショップを使いながら、なるべく忠実にそのデザインを再現する。といった感じです。
僕の実体験で言えるのは、ただ本だけを読んでデザインの知識を蓄えるぐらいであれば、実際に手を動かしながら勉強していく方が何倍も効果があると感じます。
絵日記を作る
4つ目は絵日記を描くです。
絵日記といっても小学生の宿題のようなものではなく、自分で考えたビジュアルを形にする、いわゆるアウトプットのトレーニングです。
好きなデザインをトレースできる技術が身に付いたのであれば、簡単でもいいので今度は自分で考えたものを形にすることを習慣化させます。なのでわかりやすく絵日記と表現してみました。
僕は読書が趣味だったりするので、本を読んで感じたこと、また本の情報をポスターのように一枚のビジュアルにまとめ表現することを定期的にやっていました。知識をインプットしただけでデザインが上達することはないので、なるべく作ることを習慣化することが大切です。
実際のクライアントワークを経験
これもアウトプットの方法ですが、実際のクライアントワークを経験してみるのもいいかもしれません。
グラフィックデザインは基本的に依頼を受けてデザインをするというクライアントありきの仕事です。昔はプロでなければなかなか仕事を見つけるのは難しかったのですが、今はクラウドソーシングなどネットで仕事を発注・受注できるサービスも充実しています。
なので初心者でも手軽にクライアントワークが経験できます。代表的なクラウドソーシングサービスでいうと
などがあります。
ここで紹介されているグラフィックデザイン案件の多くはコンペ形式なので、採用される難易度は高いかもしれませんが、実際にお客さんの要望を受けデザインを提供するという仕事の流れを経験できるので、より実践的な学びの場としても活用できます。
独学が大変な場合は学校に通うのもありです

以上が僕が思う効果のある独学でデザイン力を伸ばす方法でした。
しかしここまで読んで独学が難しいと感じた方もいると思います。そういった方は短期でもスクールに通うのも一つの方法です。詳しくはこちらの記事にまとめています
今はオンラインなどでデザインソフトの使い方からデザイナーとして転職できるスキルを身につけるまで、現役のデザイナーがマンツーマンで教えてくれるスクールもあります。
最初はどうしてもわからないことだらけなので、慣れるまでそういったスクールを利用すれば、時間も短縮でき、より効率よく学ぶことも可能になります。
まとめ
今回はグラフィックデザインを学ぶことについていろいろ書いてきましたが、何よりも大切なのはデザインをすること、作ることを楽しむ。これにつきると思います。
独学は時間と労力が伴います。ですが、作るのが楽しく感じれるのであれば、続けられる。その努力が力となります。僕もまだまだ勉強途中です。一緒に頑張りましょう!